生花装飾やハーバリウム講座を行う一般社団法人日本メモリアル・アルターフラワー協会のお知らせです

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本数や色で変わってくる薔薇の花言葉。999本まで意味があるのです。

コラム

【目次】
1.バラの色によって意味が変わってくる花言葉
赤色のバラの花言葉
ピンク色のバラの花言葉
オレンジ色のバラの花言葉
白色のバラの花言葉
青色のバラの花言葉
紫色のバラの花言葉
緑色のバラの花言葉
レインボーのバラの花言葉
黄色のバラには要注意
組み合わせで見るバラの花言葉
2.1本から999本。本数で変わる花言葉
本数別のバラの花言葉
組み合わせで見るバラの花言葉
3.部位や状態で見る花言葉
4.まとめ

1.バラの色によって意味が変わってくる花言葉

 
今月もコラムの時間がやってきました。
突然ですが好きな花は何ですか?と聞かれたら、みなさんはなんて答えますか?「バラが一番好き!」と答える方も多いのではないかと思います。
今回のコラムでは前回でも少し話題になった、バラの花言葉についてお話させていただきたいと思います。
 
和名:薔薇(ばら)
洋名:Rose(ローズ)
科・属名:バラ科バラ属
旬 :6月
原産地:北半球の温帯域
開花時期:5月〜10月
出周り時期:周年(最盛期は6月)
花色:赤・ピンク・オレンジ・白・青・黄・紫・緑・レインボー
 

バラの名はトゲのある低木の総称である「いばら」が転訛したものと言われています。
6月の誕生花であり、季語は夏(「冬薔薇」「ふゆそうび」となると冬の季語)。
 
バラ全般の花言葉は「愛」「美」で古くから愛や美の象徴とされていて、愛する気持ちを伝える花として用いられてきました。
Wikipedia参照
 
バラ全般の花言葉は「愛」「美」ですが、色や贈る本数によって意味が変わってきます。西洋の花言葉も合わせてご紹介します。
 

赤色のバラの花言葉

「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」「美貌」
 
西洋の花言葉
「I love you(あなたを愛しています)」「Love(愛情)」「Beauty(美しい)」「Passion(情熱)」「Romance(ロマンス)」
 
プロポーズで贈るバラの花束として有名な赤色は、愛に溢れていてまさに恋人に贈るのにピッタリな意味ですね。俗に言うテッパンカラーです。
 

ピンク色のバラの花言葉

「しとやか」「上品」「可愛い人」「感銘」
 
西洋の花言葉
「Grace(しとやか、上品)」「Gratitude(感謝)」「Happiness(幸福)」
 
上品なイメージの優しい人にピッタリですね。淡いピンクの洋服を着て出かけたら素敵な出会いがありそうな予感がします。
赤に比べて軟らかい色合いになるので、友人や家族、恋人など幅広く贈れます。
 

オレンジ色のバラの花言葉

「無邪気」「魅惑」「絆」「信頼」
 

無邪気、魅了、ビタミンカラーで元気が出る色味のオレンジにふさわしい花言葉になっています。絆と信頼という言葉は大事にしたい方やこれから親しくなりたい方などに贈ると素敵ですね。
 

白色のバラの花言葉

「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「清純」
 
西洋の花言葉
「Innocence and purity(純潔と純粋)」「I am worthy of you(私はあなたにふさわしい)」「Reverence(深い尊敬)」
 
結婚式でも人気のある白いバラですが、純潔や私はあなたにふさわしいなど結婚式にふさわしい花言葉になっています。また深い尊敬という花言葉もあることから、お世話になった恩師の方々などに感謝の気持ちと共に贈ると素敵ですね。
 

青色のバラの花言葉

「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」
 
西洋の花言葉
「Mystery(神秘的)」「Attaining the impossible(不可能なことを成し遂げる)」「Love at first sight(一目惚れ)」
 
青色のバラは開発するのに苦労したことから、夢かなう、奇跡という花言葉がつけられました。何度失敗しても諦めない努力家の方へ贈るといいですね。
 

紫色のバラの花言葉

「誇り」「気品」「尊敬」
 
紫は上品な色合いから昔からセレブなイメージがあります。気品溢れる大人な女性の方にピッタリですね。
 

緑色のバラの花言葉

「穏やか」「希望を持ち帰る」
 
緑色は木や森などの自然の色でもあるので心や体の疲れを癒す効果があります。リラックスの効果が有る色なので穏やかという花言葉が与えられています。
 

レインボーのバラの花言葉

「奇跡」「無限の可能性」
 
自然界には存在せず、茎に色のついた染料を吸わせることで花びらが虹色になるレインボーローズには、「奇跡」という花言葉が与えられています。
 
結婚のお祝いなどで二人が出会えた奇跡を祝福するお花として、特別感のあるレンボーローズを贈ると素敵ですね。

黄色のバラには要注意

「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」
 
西洋の花言葉
「Decrease of love(愛情の薄らぎ)」「Jealousy(嫉妬)」「Friendship(友情)」
 
黄色は明るく楽しい印象がありますが、そのイメージとは裏腹に愛情の薄らぎや、嫉妬といったネガティブな花言葉が与えられています。しかし友情という花言葉もあるので恋愛関係の方に贈るよりは、友人関係の方へ贈るのに向いています。
そんなネガティブな印象の黄色のバラですが、「父の日の黄色いリボンキャンペーン」の活動により、父に日に贈る花として「黄色のバラ」が定着しています。
 
父の日の由来
 

2. 1本から999本。本数で変わる花言葉

本数別のバラの花言葉

バラの色によって花言葉があるのはなんとなくわかるけど、本数でも変わるの?って思う方もいらっしゃるのではないかなと思いますが、それがあるのです!
1本から999本までの花言葉をご紹介したいと思います。
 

1本のバラ

「一目惚れ」「あなたしかいない」
 

2本のバラ

「この世界は私とあなただけ」
 

3本のバラ

「告白」「愛しています」
 

4本のバラ

「死ぬまで気持ちは変わらない」
 

5本のバラ

「あなたに会えて心から嬉しい」
 

6本のバラ

「お互いに敬い、愛し、わかりあおう」
 

7本のバラ

「ひそかな愛」「片思いのあの人に」
 

8本のバラ

「あなたの思いやりや励ましに感謝します」
 

9本のバラ

「いつも思っています」「いつも一緒にいたい」
 

10本のバラ

「あなたは完璧だ」
 

11本のバラ

「最愛」
 

12本のバラ

「愛が日増しに強くなる」「付き合ってください」
 

13本のバラ

「永遠の友情」
 

14本のバラ

「誇りに思う」
 

15本のバラ

「ごめんなさい」
 

16本のバラ

「落ち着かない愛」
 

17本のバラ

「絶望的で挽回できない愛」
 

18本のバラ

「誠意ある告白」
 

19本のバラ

「忍耐と期待」
 

20本のバラ

「真心あるのみ」
 

21本のバラ

「あなただけに尽くします」
 

22本のバラ

「幸運をお祈りします」
 

24本のバラ

「一日中思っています」
 

25本のバラ

「幸せをお祈りします」
 

30本のバラ

「ご縁があると信じています」
 

36本のバラ

「ロマンチック」
 

40本のバラ

「死ぬまで変わらぬ愛」
 

50本のバラ

「恒久」
 

66本のバラ

「細水常(長)流」「細い水は常に(長く)流れる」
 

88本のバラ

「フォローに気をつける」
 

99本のバラ

「永遠の愛」
 

100本のバラ

「100%の愛」
 

101本のバラ

「最愛」
 

108本のバラ

「結婚してください」「永遠」
 

144本のバラ

「何度生まれ変わっても君を愛する」
 

365本のバラ

「毎日君を思う」「あなたが毎日恋しくてたまらない」
 

999本のバラ

「永遠に変わらない」「FOREVER」
 

組み合わせで見るバラの花言葉

色や本数の花言葉を知って、自分でいろいろ組み合わせたら最強だと思いませんか?私はそう思いました。しかし組み合わせ次第で花言葉が変わってしまうという事実が…。
しかも、少し意味深な花言葉もありますので注意が必要です。

赤いバラの中に白いバラ

「打ち解けて仲が良い」「温かい心」
 

黄色のバラの中に赤いバラ

「あなたがどんなに不実でも」
 

バラのつぼみ3本と開花したバラ1本

「あのことは永遠に秘密」
 

バラのつぼみ3本と開花したバラ2本

「あのことは当分の間秘密」
 

3.部位や花の状態で見る花言葉

バラの花には、花以外の部分にも花言葉があります。ちょっとマニアックですがご紹介したいと思います。

赤いバラの葉

「無垢の美しさ」「あなたの幸運を祈る」
 

葉全般

「あきらめないで」「あなたは希望を持ち帰る」
 

満開のバラ

「私は人妻」
 

白い枯れたバラ

「生涯を誓う」
 

トゲのないバラ

「誠意」「友情」
 
 

4.まとめ


 
本当にたくさんの意味があるバラの花言葉についてまとめました。
西洋ではバラ、ユリ、スミレはトリオでバラは「美(beauty)」を、ユリは「威厳(majesty)」
スミレは「謙虚(modesty)」と「誠実(faithfulness)」を表すと言います。
そしてこの3つの特徴を兼ね備えた人が理想の女性といわれます。
これらの花はいずれも聖母に捧げられ、多くの花々の中で特別に扱われています。
 
バラの花言葉は基本的には愛に溢れていますが、注意が必要なバラの花言葉もあるので大切な人へお花を贈る時には今回のコラムをぜひ参考にしてみてください。
相手をイメージした花や、自分が好きな花を贈るのもいいですが、花言葉を意識して花を贈るのも、オシャレな花の贈り方かなと思います。花をもらった相手が、その花言葉を知った時、感動も倍になるかもしれないですね。
 
最後にバラの花言葉に関する名言をご紹介します。
 
「Love is like a flower-you’ve got to let it grow.」
「愛とは、育てなくてはいけない花のようなもの。」ジョン・レノン(ビートルズ 1940~1980)
 
それではまた次回のコラムをお楽しみに!