感謝の気持ちを贈る母の日のプレゼント。 2019年もやっぱりお花で決まり!
【目次】
1.なぜ母の日にカーネーションを贈るのか。
a. アメリカから伝わった母の日
b. きっかけはお母さんを想う気持ち
c. 日本での始まりは、、、
2.色で違うカーネーションの花言葉
3.カーネーション以外のフラワーギフト
4.まとめ
1.なぜ母の日にカーネーションを贈るのか。
5月の第2日曜日は母の日です。
2019年は5月12日(日曜日)です!!
令和、初めての母の日です。
日頃の感謝の気持ちを伝える母の日。カーネーションを贈るのが一般的に定着していますが、ところでこの習慣はどのように始まったかご存知ですか?
母の日が日本に伝わったのは、今からおよそ100年前の1913年の大正時代(大正2年)頃。そこから全国的に広まったのは第二次世界大戦後なのです。
今回のコラムでは、そんな母の日にカーネーションを贈るきっかけになった由来についてご紹介したいと思います。
a.アメリカから伝わった母の日
母の日の由来には諸説ありますが、もっともよく知られているのが、アメリカのウエストヴァージニア州に住んでいた「アンナ・ジャーヴィス(Anna M Jarvis)」という女性からと言われています。
20世紀初頭、アメリカは南北戦争の最中でした。
アンナさんの母親「アン・ジャーヴィス」さんは、地域の医療・公衆衛生を改善しようと、「マザーズデー・ワーク・クラブ(Mother’s Day Work Club)」というボランテイア団体を組織し、地域の医療補助の活動を行っていました。
そんな中、「マザーズデー・ワーク・クラブ」が注目されるきっかけになったのは“南北戦争”が起こった時のことでした。
当時のアンさんが住んでいたウエストヴァージニア州のウェブスターという場所は、「北軍」と「南軍」の両軍が駐屯する場所でした。
しかし、当時のウエストヴァージニア州は医療水準が低く衛生環境もよくありませんでした。それが原因で両軍の間で「チフス」や「はしか」などの病気が流行したのです。
アンさんのボランティア団体「マザーズデー・ワーク・クラブ」は「北軍」も「南軍」も関係なく、病気や怪我に苦しむすべての兵士に手を差し伸べたのです。
南北戦争終了後もアンさんの活動は続き、平和活動や子供達へ勉強を教えるなど幅広く活動していました。
そして、1905年5月9日にアンさんは亡くなりました。
b.きっかけは母を想う気持ち
アンさんの娘のアンナさんはお母さんのことを大変、敬愛していました。
そこで、アンさんが亡くなった2年後の1907年5月12日にフィラデルフィアの教会で、亡き母を追悼する会を開き、母が好きだった白いカーネーションを祭壇に飾り、出席者にも配りました。
これが母の日の起源と言われて、母が健在であれば赤いカーネーション、亡くなっていれば白いカーネーションを贈る流れができました。
ですが、赤と白といったように区別を生む状況や、様々な配慮も含め、現在では赤いカーネーションが母の日のシンボルと認識されるようになりました。
そして、アンナさんはその後も「生きている間に母親に感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ!」と「母親のための祝日を設ける運動」の活動を粘り強く続けていました。活動を続けていくうちに母親を想う気持ちに共感する人々が集まり、1910年にはウエストヴァージニア州の知事が5月の第2日曜日を「母の日」にすると宣言し、やがてはアメリカ全土まで拡大することになりました。
そしてついに、1914年に当時のアメリカの大統領「ウィルキンソン」が5月の第2日曜日を「母の日(Mother’s Day)」と制定し、翌年の1915年に法律が施行され、世界で初めて「母親のための記念日」が誕生し、国民の祝日となりました。
c.日本での始まりは、、、
1915年にアメリカで制定された「母親のための記念日」は次第に世界各国へと広がっていきました。
日本でも1913年頃にキリスト教の教会や日曜学校などで、すでにアメリカで少しずつ広まっていた「母の日」を紹介し、お祝いの行事などが開かれ徐々に人々の間で広まっていったと言われています。
そしてその後、1949年頃から、日本でも5月の第2日曜日が「母の日」として定着するようになりました。
2.色で違うカーネーションの花言葉
母の日に贈られるカーネーションはたくさんの色があります。それぞれ色によって花言葉が違いますのでご紹介します。
カーネーションの共通した花言葉
「女性の愛、感覚、感動、無垢で深い愛」
赤いカーネーションの花言葉
母の日に贈る定番の色です。
「母への愛、母の愛、深い愛」
まさに母の日で贈るのにピッタリな花言葉です。
それとは逆に濃い赤色のカーネーションには「私の心に哀しみを」という意味合いに変わるので贈るときは配慮するといいでしょう。
ピンク色のカーネーションの花言葉
「感謝の心、女性の愛、美しい仕草、気品」
こちらも赤いカーネーション同様、女性に贈るのにふさわしい花言葉です。
オレンジ色のカーネーションの花言葉
「純粋な愛情、あなたを熱愛します、清らかな慕情」
こちらもポジティブで愛に溢れた花言葉ですが、どちらかで言えば恋人へ向けられる花言葉と言えます。
緑色のカーネーション花言葉
「癒し、純粋な愛情」
観葉植物などの葉っぱは心や体の疲れを癒すリラックス効果があります。草花のように明るい緑色のカーネーションは優しく穏やかな女性に贈るのにピッタリです。
青色のカーネーションの花言葉
「永遠の幸福」
青いカーネーションは遺伝子組み換えや、白いカーネーションへの着色などで作られます。青色のお花は開発が難しく、もし作れたら一生幸せになれるという研究者たちの思いから、寒色系でありながら「永遠の幸せ」という花言葉がつけられました。
黄色のカーネーションの花言葉
「軽蔑、嫉妬、愛情の揺らぎ、友情」
黄色のカーネーションは可愛らしいですが、ネガティブな印象の意味合いが多いので、できれば避けた方が良いでしょう。
白色のカーネーションの花言葉
「純粋な愛、あなたへの愛は生きている、亡き母を偲ぶ、尊敬」
白いカーネーションは先ほどもお話しした、アンナ・ジャーヴィスさんが亡くなったお母さんへ贈った花であることから、「亡き母を偲ぶ」という花言葉がつけられています。
存命のお母さんに贈るのは避けた方がいいでしょう。
3.カーネーション以外のフラワーギフト
なぜカーネーションを贈るようになったのかは、先ほどもお話しした通りで、白いカーネーションから始まり、赤いカーネーション。そして様々な色のカーネーションへと広がり、最近ではカーネーションに限らず、他のお花を贈る方も増えています。
カーネーション以外にもアジサイや、バラなどもおすすめです。
その他にも、生花より長く綺麗な状態で楽しめるプリザーブドフラワーや、最近流行っているハーバリウムなどもおすすめです。
お花をもらって喜ばない女性があまりいないようにお花をもらって喜ばないお母さんもあまりいないでしょう。ましてや、自分の子供からお花をもらった時には喜びもひとしおでしょう。
花美知では母の日のフラワーギフトを多数取り扱っています。
ぜひこの機会にご活用くださいね。
4.まとめ
日頃の苦労をいたわり、母への感謝の気持ちを表す「母の日」
始まりは、アンナ・ジャーヴィスさんが偉大なお母さんを敬う気持ちからでした。
きっとお母さんが生きている間にもっとやりたかったことがあったのではないかと思います。それで「母親のための祝日を設ける運動」を続けられて、成果につながったのではないかと思います。
今も昔も時代は変わっても、偉大な母は変わらないですね。
私も、実家を出て離れて暮らしていることもあり、普段なかなか母親に感謝の気持ちを伝えられていません。
毎年「母の日」にはお花を贈っていますが、今年はお花と一緒に感謝の気持ちも素直に伝えようと思います。