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12/11 今日の誕生日花

コラム

12/11 今日の誕生日花

今日の誕生日花は「ヒヤシンス」
花言葉は「初恋のひたむきさ」です。
 

原産地

ギリシャ、シリア、小アジア
 

分類

キジカクシ科 ヒヤシンス属
 

開花時期

3~4月
 

特徴

ヒヤシンスはチューリップやスイセンなどと並んで春の花壇を彩るポピュラーな花です。葉と花のバランスが良く、均整の取れた草姿でボリューム感もあり強い香りを漂わせます。
ギリシャ神話にも登場し、古くから観賞されて数多くの品種が作り出されてきました。日本では10品種程が栽培されています。野生種の花は青紫色ですが、園芸品種は花色も豊富です。
主にオランダで育成され、「ダッチヒヤシンス」と呼ばれています。球根の表皮が花色と同じような色なので、球根を見るとおおよその花色が分かります。通常は1球から1本の花茎が出ますが、大きな球根では更に1~2本の花茎が伸びてきます。
最近は何本もの花茎が一度に出て咲くマルチフローラタイプの品種も育成されています。また、水栽培が容易ですらりと伸びた白い根や、透明な容器とマッチした全体の美しさはヒヤシンスならではのものです。
英名では「hyacinth」、和名では「風信子」、「飛信子」と書かれます。
ヒヤシンスは英名の「hyacinth」に由来しますが、これはギリシャ神話に出てくる美少年『ヒュアキントス』(Hyakinthos)の名に由来する。
ヒュアキントスは太陽神アポロンにも西風の神ゼフィロスにも愛されていました。ヒュアキントスとアポロンが楽しそうに円盤投げをしている姿を見たゼフィロスは嫉妬し、風を吹かせたところアポロンの投げた円盤がヒュアキントスに命中して死んでしまいました。この時流れ出た血からこの花が咲いたため、彼の名にちなみ「ヒヤシンス」と名付けられたと言います。ただし、ギリシャ時代のヒヤシンスは植物学上「アイリス」か「ヒエンソウ」であったと考えられています。
日本に渡来したのは江戸末期で、明治時代には「ヒアシント」と呼ばれていました。
 

育て方


難易度…☆(低難易度☆~☆☆☆高難易度)
耐寒性が強く、全国区で栽培できる秋植え球根で、積雪の多い地域でも地植えで育てられます。団粒構造の土(土の小さな粒が微生物の糞や粘液、分解された有機物などと一緒に互いにくっつきあってできた団子状の土のこと)で水はけの良い所が適し、早春の発芽の頃から花が終わる頃までは日によく当てることが大切です。
水栽培で2月~3月に咲かせることも容易で、10月~11月に栽培を始めます。根が出始めた頃は3日ごとに水替えをしますが、長く伸びてからは1週間に1回程度の水替えで十分です。水位は徐々に下げていきます。12月いっぱいは10℃以下になるような冷暗所に置き、目が伸びてきたら窓辺などの日当たりの良い場所へ移します。
水やりは10月~5月までの生育期は用土が乾いたらたっぷりと与えます。地植えではほとんど必要ありませんが、鉢やコンテナではひどく乾燥させると根の先端が枯れて伸長が止まってしまい、成長が悪くなるので注意しましょう。
肥料は植え付けの際、元肥として緩効性の粒状化成肥料と苦土石灰を用土に混ぜておきます。固形の有機質肥料を施す際には球根から離して表土に埋めるようにします。花が終わる頃に球根を肥大させるために追肥を施します。
害虫はほとんど見られませんが、球根の内部から黄色く腐る黄腐病や球根の外側から白く腐る白腐病には注意が必要です。薬剤では防除できないので、水はけを良くして連作しない事、梅雨前の早い時期に掘り上げることで予防に努めましょう。
 

12/11が誕生日の有名人

加賀まりこ(女優)、谷村新司(歌手)、秋本 治(漫画家:こちら葛飾区亀有公園前派出所)、原 由子(ミュージシャン(サザンオールスターズ))、宮崎美子(女優)、井出らっきょ(タレント)、保坂尚希(俳優)、二代目林家三平(落語家)、広瀬アリス(女優)